・黒とろろ昆布は昆布表面の黒い部分を糸の様に細く削ったものです。塩分を含んだ昆布を酢で戻して削るため、ほどよい塩味と酸味が絶妙に入り交じり、ごはんにぴったりです。もっちりとしたコシヒカリに黒とろろ昆布をたっぷりまぶしたおにぎりは、一口食べると美味しくとろけて、深い旨味と香りが広がります。 ・透き通るような白さの太白おぼろ昆布は、お吸い物にもおすすめです。昆布にもともと含まれている旨味と上品な香りが美味しい、そして見た目も美しいお吸い物が、手軽に出来上がります。やさしくてほっとする日本の味をお召し上がり頂ける昆布です。 富山の昆布は、その食文化には欠かすことができません。江戸時代、北前船によって北海道から運ばれた昆布は、富山の食文化に自然と根付きました。歴史を経るにつれ、加工法も工夫され、多様な食べ方がされています。お米との相性の良い食べ方ももちろん培われました。 花采セットの昆布は、富山県射水市の丸昌昆布加工所さんで、職人さんの手作業で加工された上質のものです。歴史ある北陸街道沿いののどかな場所で、丁寧に加工されています。 黒とろろ昆布、太白おぼろ昆布ともに、北海道産の昆布を酢に漬けて戻し、適度な柔らかさにしてから削ります。職人技が輝く最も重要な行程です。技が生きる手製の道具は、常に最良の状態を保つように意識され、こまめに手入れをしながら、作業が進められます。
昆布の表面を細かく削る、
太白おぼろ昆布は、中心部の 昆布という1つの素材が、加工の仕方によって、それぞれ違う個性の食材に仕上げられます。このような職人の手仕事が、地元富山の食文化を支え、受け継がれています。まさしく伝統の技から生まれる美味しさです。
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